メニコン「フォーシーズン」は取り扱いません

当院では、メニコンの「フォーシーズン」は取り扱いません。

理由は、そのレンズケア(フォーシーズンケア)に問題があるからです。

従来よりハードレンズにおいても“こすり洗い”の重要性が指摘されています。ごく当たり前のケア方法ですが、当院でもその方針を尊び、今まで多くの患者様にそのことをご説明して参りました。

以下のサイトをご覧ください。ハードレンズを安全に使うためには“こすり洗い”が重要であることが明確に示されており、その方向性は何ら変わりはありません。

さらにメニコンのHPの中にも『コンタクトレンズは毎日「こすり洗い」を行う』こと記載されています。

また、平成29年9月26日に発出された厚労省局長通知(薬生発0926第5号)の製造販売業者向け情報の中にも『コンタクトレンズ購入者が「不適正使用等による眼障害の危険性」等を正しく理解する』よう努めることが求められています。

ところが、フォーシーズンケアでは、堂々と『つけおきタイプのお手軽ケア』を推奨しています。当たり前のはずの“こすり洗い”はどこに行ったのでしょうか。“こすり洗い”を軽視する会社の姿勢は見過ごせません。私には「3か月くらいならこすり洗いの必要がない」と言っているようにしか聞こえません。

一方で“こすり洗い”が重要であると言っておきながら、一方ではつけおきで良いと言う。まさにダブルスタンダードです。御社の安全哲学憲章とは程遠く、ただのご都合主義にしか見えません。私は信頼のできない製品を私の患者様には渡しませんし、患者様にどう整合性を取るのでしょうか。開いた口が塞がらないとは、まさにこのことです。

患者様のためにまじめに最善を尽くして行きたいと考えています。

院長 二宮 元

令和の世になってもメニコンの体制は何も変わりません。2度ほど現状説明があったでしょうか。エビデンスなどは一切ありません。しかしダブルスタンダードでの商売は続いています。(令和元年12月10日追記)

いったい誰のための医療なんでしょうね。(令和2年10月20日)

カテゴリー: News