平成21年12月に国民生活センターから、ソフト用消毒剤(MPS)のアカントアメーバに対する消毒性能の評価が発表されました。
MPSの8製品を調べたところ、6つの製品では殺菌効果が不十分とわかりました。
殺菌が不十分だと、アカントアメーバが繁殖して角膜炎を起こすことが知られています。
ソフトレンズのケアには、十分な“こすり洗い”が、最も重要で効果的です。
“つけおき”だけで汚れやバイ菌が落ちることはありません。
現在市販されている代表的なケア用品の使用方法の記載(箱のウラ)を見てみましょう。
MPS | エピカ | コンプリート | オプティフリー |
過酸化水素 | コンセプトワンステップ | エーオーセプト | ケムセプト |
こうして見ると“こすり洗い”について積極的に記載しているメーカーが一目瞭然です。
一見すると“こすり洗い”がいらない風の記載が目立ちます。よく読むと「タンパク質の除去には…」とか「より快適な使用には…」など言い訳が書いてあります。
正しい“こすり洗い”の方法ついては、アイアカデミーをご参照ください。